金融に関するお話しを書いてみました。

コーポレートファイナンス

コーポレート・ファイナンスは、企業が事業に必要とする資金の調達を行うことを言います。
通常、長期資金は、株式・社債の発行短期資金は、金融機関からの借入れ、企業間の信用供与などにより調達が行われます。
日本企業は会計ベースで考えていますが、そこに経済学の知識が融合されていないと問題が生じてきます。
典型的な例が資本コストです。
これまでの日本企業は、株主資本コスト(株式で調達した資金に対するコスト)を、会社から外に出るお金である配当としか認識してきませんでした。
しかし、本来の資本コストには、次の資金調達をどうするかという発想が不可欠なのです。
つまり、資金の提供者からどの程度の期待がなされているかを考えておく必要があるのです。
当然、配当のみを期待している投資家はいません。
株式上昇によるキャピタルゲインへの期待などがそこにはあるはずだかたです。
その期待を意識して、最低限の期待に応えることが企業価値を高める出発点になるのです。
ビジネスでは、限られた資源の中から選択をしながら事業を行っていくわけですから、選択しなかった機会に源をもつ費用との比較も考慮しなければなりません。
当然ですが、現在の会計には減損会計とか退職金関係など新しい考え方が含まれています。
退職金では、将来退職金として支給する金額を確保するために現時点でどれくらいの資金を保有していればいいのかを計算して財務諸表に載せています。
コーポレートファイナンスの実施には、将来にわたって生み出すキャッシュフローを現在価値に直して考える必要があり、調達にまつわる理論としてNPV、DCF法、IRRといった方法論がある一方、コーポレートファイナンスでは、事業のリスクを親会社が全面に負っているため「フル・リコース(全面遡及)」と呼ばれています。
ただ、返済の財源を最終的にスポンサーの信用力に求めるものであれば、コーポレートファイナンスと認識される事となるのです。